誰しも一度は乗ってみたいですよね、飛行機のファーストクラス。
エコノミーシートにたどり着く前に、素通りして見るだけだったあのシート。
ワタシもやっと、至福のサービスで評判のタイ国際航空のファーストクラスに乗ることができました。
ファーストクラスとは?
ファーストクラス(first class)とは、旅客機の最上級客席のことを言います。
通常、国際線では、
- エコノミークラス
- プレミアム・エコノミークラス
- ビジネスクラス
- ファーストクラス
に分かれています。
エコノミークラス
エコノミークラスは、最も一般的な客席で、運賃も最も安いものになります。
ただ、シートが狭く、背もたれもあまり倒せませんので、長距離路線だと辛い面がありますよね。
一方で、友達数人で行く旅行などの場合は、シートが近いこともあり、ワイワイ楽しく過ごせるメリットもあります。
プレミアム・エコノミークラス
プレミアム・エコノミークラスは、エコノミークラスと比べるとシートはゆったりしていますが、フルフラットになならず、長時間の飛行は、「エコノミーよりはいいね…」という感じです。
機内食はエコノミークラスよりワンランク上になります。
また、プレミアム・エコノミークラスという位置づけがない路線もあります。
ビジネスクラス
ビジネスクラスになると、シートはかなりゆったりしています。
小柄な方なら充分といえる場合が多いです。
また、機内食もこのクラスになるとかなり豪華になりなります。
新型の機材では、シートの形状などにより、半個室のようなプライベート空間が設けられ、フルフラットになるものもあります。
ファーストクラス
ワタシならビジネスクラスに搭乗できれば何の文句もないのですが、さらにその上をいくサービスが受けられるのが、このファーストクラスです。
食事やシートは言わずもがなですが、身の回りの物はとてもステキなものばかりで、アメニティなどは持ち帰って問題ありません。
また、アテンダントのサービスも最上級のものが受けられるのが、このクラスの特徴です。
タイ国際航空のファーストクラスは?
今回ワタシが利用したファーストクラスは、タイ国際航空 TG676便 バンコク(7:35発)→成田(15:45)です。
機材はエアバスの大型新鋭機、A380です。
なお、タイ国際航空は、ビジネスクラスを「ロイヤルシルク」、ファーストクラスを「ロイヤルファースト」と呼んでいます。
ワタシは仕事で海外に行くこともり、その際はビジネスクラスに乗ることはあるのですが、その反面、6時間程度の飛行時間だとこれで充分という気持ちもあり、今までファーストクラスを利用する機会はありませんでした。
ただ、タイ国際航空のファーストクラスだけは一度乗ってみたいと思っていたのです。
その理由は、
- スワンナプーム空港でお出迎えがあり、そこから先はすべてお任せになる
- ファーストクラス専用ラウンジに案内され、出発まで贅沢な時間が過ごせる
- 60分のスパが、専用のサウナルーム(個室)で受けられる
- 出発時刻になると、搭乗ゲートまで、専用のカートで送ってくれる
などなど、日本の某航空会社では考えられないような至福のサービスが目白押しなのです。
今ご紹介したものはモチロンすべてファーストクラスのサービスに含まれていて、追加料金をとられることはありません。
まあ、今回タイ国際航空のファーストクラスに乗ろうと思った一番の理由は、ANAの特典航空券が10万マイルを超えたからなのですが…(必要マイル数は90,000マイル~)。
季節にもよりますが、ロイヤルファーストは、FLEX運賃だと片道およそ20万前後。
ワタシは特典航空券でないととても乗れません…。
ちなみに、
1.のお出迎えについてはかつてはバンコク市内に宿泊している場合は、ホテルまで迎えに来てくれたそうです。
2.のラウンジは、単に豪華なラウンジというだけではなく、専用の半個室になっています(混んでいるときは要予約のようです。)。
3.のスパはラウンジに入ってから予約が必要です。
なお、同じタイ国際航空のビジネスクラスでは、30分のフットマッサージが受けられます。
4.の専用カートについては、スワンナプーム空港はとても広いためラクチンなのですが、何せ歩いている人たちにジロジロ見られるので恥ずかしいのなんのって…。
送迎や個室のラウンジ、至福のスパまで
タイ国際航空のラウンジは?
まず、タイ国際空港のラウンジ全般について、ちょっとだけ。
スワンナプーム空港はタイ国際航空の、いわゆるお膝元になる空港だけに、タイ空港の専用ラウンジは、
- Royal Orchid Lounge
- Royal Silk Lounge
- Royal First Lounge
の3つがあります。
「Royal Orchid Lounge」と「Royal Silk Lounge」はサービスはほとんど一緒で、ビジネスクラスやスターアライアンス・ゴールドメンバー(ANAスーパーフライヤーズなど)が利用できます。
3つ目の「Royal First Lounge」だけが、ファーストクラス搭乗者の専用ラウンジなります。
この「Royal First Lounge」は、「Royal Orchid Lounge」と「Royal Silk Lounge」とはまったく別空間なのです。
ロイヤルファーストクラスでしか体験できないサービスは?
公式HPでは、ロイヤルファーストクラスの主なサービスとして、次の4つが掲げられています。
- ストレスフリーのチェックイン
- ラウンジ
- フルフラットシート
- 機内食
では、搭乗までの順番でご紹介していきます。
1.チェックイン
スワンナプーム空港で、タイ国際航空のファーストクラスのチェックインカウンターを探します。
見つけはしたものの、サービス開始は 04:30 から。
TG676便の出発時刻である7:35から逆算して、スパが60分、ファーストクラス専用ラウンジでまったりする時間も考えると、04:00にスワンナプーム空港に来てしまいましたが、勇み足でした…。
時間になると、何もせず、言われるまま、カウンターで必要なものを見せたりして終了です。
出発時間が早い便でしたので、このような対応になっています。
日中の便ならスワンナプーム空港のファーストクラス専用の入口(車止め)でお出迎えがあるようですが、これは次回のお楽しみとしたいと思います。
2. ラウンジ
スタッフから手厚い歓迎を受け、有無を言わさず、半個室へ通されます。
まずは、冷たい飲み物が出されます。
室内には大型のテレビとPCなど。
まるでちょっとしたオフィス兼自宅の雰囲気です。
そのあと、何か温かいものでも飲むかと聞かれたので、こんなものを。
ラテアートが、なんとタイ国際航空のマークでした!
高級カフェに来たような気分です。
すかさず一番でスパを予約して、予約時間までラウンジ内を見学します。
調度品など、すべて高級感あふれるものばかりです。
ダイニングルームや、完全な個室になる小会議室のような部屋までありました。
トイレも言わずもがな…。
そんなこんなで、まだ見足りないのに、スパへのお呼びがかかります。
そして念願の、「Royal Orchid Spa」へ!
え~、こんなに豪華なんですか!
以前、

でご紹介した Siri Giriya Spa よりイイかも?などとと思ってしまいます。
ベッドはモチロンですが、バスタブまでありました。
クローゼットにはタイ・シルクの高級そうなガウンもかかっています。
モチロン、セラピストさんの腕も超一級で、60分はあっという間に過ぎてしまいます。
スパが終わった後は、スパ用の特別な休憩室に通され、しばしまったりと…。
ココに飾られている調度品もまた素晴らしいの一言。
温かい飲み物が出され、さらにその後、冷たい飲み物が出されます。
そのあと、ラウンジに戻り、また、しばしまったりした時間が続きます。
あ~毎日こんな生活だったらイイな、などとアホな思いにふけっていると、優しく搭乗を促すスタッフの方が現れました。
促されるままラウンジを出て廊下に行くと、タイ国際航空のイメージカラーである紫のスーツに身を包んだグランドスタッフがお出迎えです。
カートに乗り、途中で他のファーストクラス搭乗者の方を乗せ、ゲート付近まで。
カートに乗っている間は、ジロジロ見られてちょっとハズカシイ気分…。
カートを下りて、これでおしまいかと思いきや、飛行機搭乗の最後まで送ってくれます。
では、いよいよ機内に乗り込みます!
3.フルフラットシート
まずはシートから。
ナッパレザーなのでしょうか、とても柔らかい革製のシートです。
ひとりで座るには十分な広さです。
シートの横にはディスプレイのようなものがありましたが、何に使うのか最後まで分かりませんでした…。
完全に仕切られているわけではありませんが、プライベートな空間は十分演出されています。
ちなみにこの日のこの便のファーストクラス搭乗者はワタシを入れて3名。
事実上は個室的な雰囲気を満喫できました。
また、足元のスペースは十分で、上着を入れる場所などもあります。
その他シート周り
窓際のスペースにはステキな蘭の花が飾られていました。
アメニティはリモアのケースに入っています。
モチロン、お持ち帰り可です。
トイレ
その他ファーストクラス専用のトイレなど。
トイレというにはあまりにもふさわしくないので、やはり公式HPどおり、「パウダールーム」という表現の方がしっくりきます。
とにかく広くて清潔感あふれる空間です。
なお、シートをはじめとする機内の様子などについては、
をご覧くださいね。
4.機内食
続いて食事です。
離陸後間もなくして、すぐに飲み物が出され、続いてフルーツが出てきます。
そのあとのメインディッシュは和食をチョイス。
何となく和食っぽくない感じもします。
なお、飛行中は Wi-Fi がフリーで使用できます。
着陸前には軽食としてサンドイッチが出てきました。
飛行中は、モチロン、アルコールのオーダーも含めて、いつどんなリクエストにもできる限り応えてくれます。
どんどんオーダーしちゃいましょう!

飲み過ぎないようにご注意ください。
夜中に飛行するファーストクラスの便もあり、予約前は時間節約のためコチラをチョイスしようかとも思ったのですが、やはりファーストクラスのサービスを満喫するには寝ていてはもったいない!
早朝の出発でしたが、日中の便にして大正解でした!
なお、現在、タイ国際航空で、日本との往復便でァーストクラスの設定があるのは次のとおりです。
- A380 東京(成田)/大阪(関空)⇔タイ
- B747 東京(羽田)⇔タイ

まとめ
タイ国際航空のファーストクラスは、程よい飛行時間で、十分すぎるサービスがスワンナプーム空港に着いた時から満喫できます。
特典航空券で90,000マイルから。
実際にお金を払っても、ワタシのように特典航空券を利用しても、まず後悔することはないでしょう。
あ~、また乗りたくなってきました!
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